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NPO法人JII(アジア人文文化交流促進協会)

妊娠中の在日外国人の方に、安心と健康のサポートを

NPO法人JII(アジア人文文化交流促進協会)

私たちが取り組みたい課題

毎年2.2万人の外国籍の住民が日本で親になる

現在の日本においては、両親または片親が外国人である子供が年間2.2万人産まれるといいます。

外国の方々は、日常的に言葉や文化の違いがある中で「孤独」や「不安」を感じることがあるといいますが、母国とは別の場で妊娠や出産、育児を行うとなるとより戸惑いを感じやすいものです。
特に妊娠から育児期においては、病院選びや子供に関連した手続きなど…同じ境遇の人に聞かなければわからないような場面も出てきます。
もちろん、各地域によって外国人支援の場は提供されていますが、医療機関では外国語での対応が不十分のため、外国語で日本の実情にあった信頼できる情報を得ることが困難です。特に妊娠中の生活や育児期特有の日々の生活で感じる細かい不安への対応はしきれない部分があるのが現状です。

こうした人々に向けて、「孤独」を感じさせない場所をつくることや適切でわかりやすい情報の提供が重要になってきます。

取り組み内容

日本で暮らす外国人妊婦の方が、安心できて、身体的にも健康な生活を送れるようサポートを行います。

出産、妊婦看護の専門家による多言語ワークショップの開催

日本の病院で多言語の両親学級を行うことが難しいため、聖路加大学助産学の五十嵐教授を招き、日本の病院の仕組み、妊娠の過ごし方や出産のプロセス、病院とのコミュニケーションについてなど、多言語でのワークショップを開催します。

日本における食事や葉酸摂取の推奨

国によっては、妊娠中でも通常の食事をとっていれば葉酸を必要量摂取できることがあります。
本取り組みでは、日本における食事と葉酸摂取に関する正しい知識の普及を行います。

2024.7

出産を控える在日外国人妊婦の方へワークショップを行いました

2024年7月13日に、日本に住む外国人の方で妊娠している女性とそのパートナーの方に向けたワークショップを開催いたしました。

在日外国人の方たちにとって、言語や文化が異なる地域で暮らすだけでも大変ですが、さらにそうした環境の中で妊娠や出産を迎えることに大きな不安を抱える人も多いです。
こうした方々に向けて、聖路加国際大学の五十嵐ゆかり先生を講師にお招きし「出産とは?」「病院とのコミュニケーションについて」「産後の体調の変化や赤ちゃんのお世話」など妊娠から出産にまつわる知識や情報をお伝えしました。

パートナー紹介【NPO法人JII(アジア人文文化交流促進協会)】

多様な文化を持つ人々が「良き隣人」として共に生きる社会を目指して

日本に暮らす外国人が増えている一方、言語、生活文化や言語、社会システムが異なる環境での生活に不安を覚える方が多いのが現状です。
JIIは、外国人住民が日本社会になじみやすくするために、外国人が抱える「情報不足」と「孤立」の課題に対し、多方面でサポートするNPO法人です。

2020年から日本初の取り組みとして、日本人ボランティアが近隣に住む外国人住民とペアになって、半年間一対一で直接交流し、日常生活の困り事や相互理解を深める活動「おとなりさん・ファミリーフレンド・プログラム(略称OFP)」を立ち上げ、首都圏を中心に活動を広げています。
また、2022年からウクライナ、アフガニスタンからの避難民の支援も行っています。
それ以外に、外国人住民向けにあらゆる相談ができる「暮らしの相談」窓口や、留学生向けの就職支援などの取り組みも行っています。

JIIは文化共生を目指し、外国人も含めた多様性が活かされる社会の実現をミッションに活動しています。(過去のワークショップやセミナーはこちら。)

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